看護学研究科 領域、各分野紹介

看護学研究科修士課程は、看護の特徴により<基盤看護学領域><こども?女性看護学領域><療養支援看護学領域><広域看護学領域>の4つの領域を置き、各々の看護の専門性を探求する科目を配置しています。

*2026年度まではこちら>>

2027年度以降
※2027年度以降、青字の分野を新規開設予定
<基盤看護学領域>            看護学の基盤となる看護理論、看護技術、看護教育方法を探究します
基礎看護学分野 基礎看護学は看護学の基盤になるものであり、必然的に扱うテーマは多様で広いものとなります。したがって、1人ひとりの興味や関心をまずは大切にしていきたいと考えています。日々の看護実践を見つめ直し、各自が経験してきたケアやその意味を共有しあう中で、よりよい看護ケアとは何か、看護の本質とは何かについての考察を深めていきます。また、その学びのプロセスを通じて、実際の看護ケアや看護教育方法に対する科学的根拠の構築、それらを踏まえた新たな方法の開発、実装につなげていきます。

<受け入れ可能なテーマ>
  • 看護技術のエビデンス構築?看護技術の開発に関する研究
  • 看護教育のエビデンス構築?看護教育方法の開発に関する研究
  • 熟練看護師の臨床判断、看護実践、コンピテンシーに関する研究
  • 看護理論、上記テーマに関する現場での実装に関わる研究

<主指導教員(連絡先)>

 中山 栄純nakayama.eijun.6e@tokyo-med.ac.jp

<こども?女性看護学領域>                                                                          こどもや女性の生涯の健康に影響するセルフケアへの支援を探究します
こども看護学分野 こどもたちは生きる力をもち様々な場で生活しています。医療の高度化や社会的背景の影響によって複雑化しているこどもの健康上の問題や課題について、こどもが生活する場のより良い環境のあり方やこどもの持つ力に着目する看護を探究します。

研究コースはこどもに関するケアの課題や実践知をとらえ発信できる力の修得をめざします。将来的に教育研究者として活動することも想定し、後に自立した教育と研究を行うための基礎的な力の修得をめざします。

高度実践看護師コースは、小児看護専門看護師として複雑な健康問題を持つこどもに対する質の高い直接的ケアを行う力を修得するとともに、ケアの質と組織のシステムを改善することのできる力の修得をめざします。

<受け入れ可能なテーマ>

研究コース

  • 健康障害を持つこどもと家族
  • 障害をもつこどもの支援における多職種協働と看護
  • こどもの災害の備え

高度実践看護師コース

  • 健康障害を持つこどもと家族に対する看護実践
  • 小児看護専門看護師の役割や活動

<主指導教員(連絡先)>

 小室 佳文komuro@tokyo-med.ac.jp

ウィメンズヘルス看護学分野 女性を取り巻く健康問題は、単に身体的側面だけではなく、複雑な要因が影響します。その解決には多角的な視野が求められます。本分野では、女性の健康課題を生物学的、心理社会的、文化的視点から広く考察し、環境的、政治的、経済的要因の影響も含めて分析することの重要性を学びます。ウィメンズヘルスケアの主要な概念と理論を深め、エビデンスに基づくヘルスケアを通じて、すべてのライフステージにおける女性の健康課題の解決を探求します。

<受け入れ可能なテーマ>

すべてのライフステージにおける女性とその周囲の人々に対する健康問題に対する幅広いテーマで研究ができます。

<主指導教員(連絡先)>

 田村 知子tamura@tokyo-med.ac.jp

<療養支援看護学領域> 老いや病を抱えながら生きる人とその家族が、どのような場であってもその人らしく生活するための支援を探究します
がん看護学分野 がんは、日本人の2人に1人が発症し、3人に1人が死亡する身近な病です。がん医療の飛躍的な進歩、早期発見?早期治療により、がんは「共存する病」へと変化しました。多様化するがん医療、AYA世代?壮年期?老年期といった各ライフステージに特有の悩みなど、患者?家族が直面する問題?課題はますます長期化、複雑化しています。

本分野(研究コース、高度実践看護師コース)では、がんの診断から終末期に至るまで、がんと共に生きる人とその家族の体験、そこに関わる看護師の実践知に焦点を当て、がん看護の質向上につながるエビデンスの開発に取り組みます。

高度実践看護師コースでは、特に「がん薬物療法看護」「緩和ケア」に専門性の高いがん看護専門看護師の育成を目指します。

<受け入れ可能なテーマ>

  • 診断期から終末期までのあらゆる時期、場、ライフステージにあるがんサバイバーを対象とするテーマ 
  • がん薬物療法、緩和ケアに携わる看護師の実践に焦点を当てたテーマ

<主指導教員(連絡先)>

 平井 和恵k-hirai@tokyo-med.ac.jp

クリティカルケア看護学分野 クリティカルケア看護学は生命の危機的状況にある急性?重症患者や家族の看護を探求する学問です。生命の危機的状況は、病院内だけでなく病院外の生活の場でも生じる可能性があります。このような様々な状況下における生命の危機的状況にある患者とその家族に対する看護を探求します。

研究コースでは、病院内外のあらゆる場における急性?重症患者とその家族を対象とし、救急看護、集中治療看護、周手術期看護、慢性疾患の急性増悪期等における様々な健康問題?課題を明確化し、研究プロセスを通した問題?課題解決、援助方法の開発、看護実践を変革していく能力を修得します。

高度実践看護師コースでは、クリティカルケア看護に関連する概念や看護理論、治療に必要な知識や技術と臨床判断を培い、専門性の高い急性?重症患者看護専門看護師の育成を目指します。

<受け入れ可能なテーマ>

  • 様々な状況下にある急性?重症患者とその家族に対する健康問題?課題に関するテーマ
  • 様々な状況下にある急性?重症患者とその家族に対する看護実践に関するテーマ

<主指導教員(連絡先)>

 中村 裕美nakamura.hiromi.8j@tokyo-med.ac.jp

精神看護学分野 精神看護学では、障がいや疾患を有無に関わらず、平井 和恵ストレスフルだと言われている現代社会を生きる人を対象とします。対象を生物-心理-社会/文化的な視点から多面的に理解し、対象の生活におけるパーソナルリカバリーを支援する看護実践を探求するとともに、実践?教育?研究におけるリーダーシップを発揮できる人材を育成します。

研究コースと高度実践看護師コースがあり、高度実践看護師コースでは、狭義の精神科専門看護師やリエゾン精神専門看護師などの育成を目指します。

<受け入れ可能なテーマ>

  • 精神力動的看護に関するテーマ
  • 人間全般のメンタルヘルスの維持?増進に関するテーマ(リエゾン精神看護を含む)
  • 入院中、自宅療養中に関わらず、精神障がいを持つ人とその家族への看護支援の在り方に関するテーマ

<主指導教員(連絡先)>

 小林 信nkoba027@tokyo-med.ac.jp

老年看護学分野 本領域では、健康の維持?増進を目標としているアクティブシニア、複数の慢性疾患や認知症とともに生きている方、そして人生の最期を迎える方まで、多様な健康レベルの高齢者を対象とします。高齢者がその人らしく豊かで尊厳ある生活を継続できるよう、看護の対象者のストレングスを引き出す看護を探求します。また、看護の対象を家族、地域社会、多職種連携といった包括的な視点で捉え、高齢者のQOLの向上と健康寿命の延伸に貢献する高度な実践知と研究能力の獲得を目指します。

<受け入れ可能なテーマ>

  • 加齢に伴う複雑な健康問題に対する高度なアセスメントと科学的根拠に基づいたケア介入方法の開発
  • 在宅?施設?病院等の様々な療養および生活の場における高齢者とその家族への支援に関する研究
  • 高齢者の自己決定を尊重し、尊厳ある生き方を支える看護支援に関する研究
  • アドバンス?ケア?プランニング(ACP)の活用を含む尊厳ある最期を迎えるためのケア、看取り期の支援に関する実践的研究

<主指導教員(連絡先)>

 大竹 恵理子otake.eriko.7d@tokyo-med.ac.jp

<広域看護学領域> 対象を個人?家族のみならず地域?世界という広域的な視点からも捉え、人々の健康レベルやQOLの向上のためのアプローチを探究します
公衆衛生看護学分野 公衆衛生看護学では、地域の人たちの健康やQOLを維持?改善する能力の向上や環境の改善を支援することによって、健康の保持増進、健康障害の予防と回復を促進し、人々の生命の延伸、社会の安寧に寄与することを目指しています。これらの目的を達成するために、地域の人たちの健康課題を明らかにし、その課題を解決するためのアプローチを探求できる人材を育成します。

<受け入れ可能なテーマ>

  • 地域の人たち健康課題に関するテーマ
  • 地域の人たちの健康課題解決に関するテーマ
  • 保健師活動?保健師教育に関するテーマ

<主指導教員(連絡先)>

 鈴木 良美ysuzu@tokyo-med.ac.jp

国際看護学分野 国際看護学では、在住外国人ならびに諸外国の人々の健康増進と健康格差の是正を目指し、グローバルヘルスの課題について探究します。演習では、国内外におけるフィールドワークを通して、異文化環境における看護実践を体験的に学び、課題解決に向けた研究能力とリーダーシップを養います。修了後は、多様なフィールドにおいて実践?教育?研究の各分野に貢献できる人材としての活躍が期待されます。

<受け入れ可能なテーマ>

  • 国内外の健康格差および看護?医療政策に関するテーマ
  • 在住外国人の健康課題と文化的に適切なケアに関するテーマ
  • 国際母子保健およびリプロダクティブヘルス?ライツに関するテーマ
  • 性的少数者(Gender and Sexual Minorities:GSM)の健康課題に関するテーマ
  • JICA海外協力隊、国際ボランティア、留学経験等に関連するテーマ

<主指導教員(連絡先)>

 五味 麻美gomi.mami.7p@tokyo-med.ac.jp

在宅看護学分野 在宅看護学ではその対象を、療養者としてのみでなく地域で生活する人として捉える視点が重要です。その人や家族のストーリーや価値観に思いを寄せながら、個別性のある看護を展開する姿勢と能力を持つ人材を育成します。さらに、その看護展開において、多様な地域資源を活用、開発していく能力も醸成します。

<受け入れ可能なテーマ>

  • 在宅療養者への意思決定支援
  • 在宅療養者への終末期ケア
  • 在宅療養への移行期における看護支援

<主指導教員(連絡先)>

 遠藤 寛子endo.hiroko.8v@tokyo-med.ac.jp)

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